有川浩『レインツリーの国』

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レインツリーの国

レインツリーの国

 

 映画化が決まり、盛り上がっている有川浩の『レインツリーの国』です。

誰かに「若い子向けの恋愛小説を探している」と言ったら、この本を教えてもらいました(誰だったか記憶がないのです。すみません……)。

頁数はおよそ200で、長編小説に初挑戦する子にいいですね。

 

内容について何かを書くと、ほぼネタバレになってしまうので詳しくは書きません。ですがこんな難しいテーマであっても臆さず書かれていることに(僭越ながら)感心しました。有川さんは自衛隊や図書隊、県庁の職員と、いろいろな立場の人の本を書かれていますが、おそらくどの作品も熱心にリサーチされていることと思います。その裏打ちがこれらの作品を生み出しているのでしょう。人気も頷ける話です。

キャラクターの細かな設定もさることながら、本当に器用な作家さんだなと思いました。とても面白かったです。

 

 

さて、映画化の件ですが。

raintree-movie.jp

2015年11月21日(土)ロードショーです。伸行役なら玉森くんでなく関西弁堪能な関ジャニのメンバーに。この作品も90万部近く売れているなんて!すご過ぎますね。予告編動画も見られるようになっていますので興味のある方はどうぞ。

それにしても映画も『フェアリーゲーム』のまま行くとは。ストーリーとも絡んできますし、当然と言えば当然かな?