バリバラ夏休みSP―Change! School Lifeプロジェクト―後編感想
前回の記事はこちら
Eテレのバリバラで特集された「ハンク」のコラボ企画。ずいぶん遅れてしまいましたが、今回は後編の紹介になります。*1
ハンクの番組からクイズ
第2話からクイズが出題。たった1問でしたが、番組の紹介としてはいいかも。
「LDをわかってYO!」プロジェクト
前回のおさらいから、自閉症のラッパーGOMESSさんが登場。*2GOMESSさんのアドバイスの元、プレゼン(伝えたいこと)を整理していきます。嫌だった具体的なエピソード(「(文字を書くことを)お前はやらんでいい。みんなの足をひっぱるだけや」、etc)や一番伝えたいことなどを詩に。つらい作業であることが見ていてこちらにも伝わってきます。
「怠けているわけではなくてできないんです。できないものは頑張ってもできないんです。もっと頑張れって、どこまで頑張れば良いの?」(番組中のまっちゃんの言葉)
全国の学校の先生、生徒、関係者へ向けて
「できないならやらなくてもいい」とは言わないでほしい
できる方法を私たちと一緒に考えてほしい
ふたりの言葉がグサリ。誰もが関わっていくべき問題ではあるのですが、学校の教職員のひとりとなった今、その言葉は特に重い……。
総括
ディスレクシアについてわかってもらう番組としてはとてもよかったのではと思います。ただひとつ気になったのは、ハンクでは「ディスレクシア」と言われる読み書き障害が、バリバラでは「LD(学習障害)」で統一されていたこと。どちらも間違いではないですが、解説が入らないと初めて聞く人には違いがわからないのではないでしょうか。特にディスレクシアは未だ聞きなれない人が多いでしょうし。
何より自分自身考えずにはいられない内容でした。バリバラの企画は終わりますが、まだまだハンクは続きます。私も今後きちんと最後まで見て、自分なりに考えてみたいと思っています。