もし学校図書館司書の資格が存在し、その採用試験があったらpart0

ずいぶん更新を放置したままでいました。

 

どんなことを書くべきかなかなか思いつかないままはや数か月。突然なのですが「もし学校図書館司書の資格が存在し、その採用試験があったら」と題して、学校図書館に関する採用試験(専門)の仮想問題を作っていきたいと思います。

「一体何の目的があって?」と思われるかもしれません。単純に個人的な興味の域を出ないので、まともな答えを出せと言われれば返答に窮してしまいます。ただ少し言い訳めいた答えを許してもらえるなら、こうやって学校図書館に関する問題を発信していくことで、学校図書館へ人々(少なくとも他館種、司書課程の学生)の関心を引き付けることができるのではと思っています。

 

もっとも私は新米の学校司書。図書館学で修士号を取ったわけでも学部レベルで専門にしていた訳でもありません。そのため問題の質がかなり低かったり、問題作成が遅々として進まなかったりするかもしれません。遅いのは仕方ないとして、問題の質や疑問点などについてはその都度ご指摘いただけるとありがたいです。

 

 

ここで決まりごとをいくつか挙げます。

 

学校図書館司書資格の定義を明確にはしない(できない)

 学校図書館集合知カリキュラムプロジェクト - PukiWiki など学校司書のカリキュラムについての議論は存在していますが、私の不勉強もありそれらの議論をきちんと踏まえたものにはできないこと、そしてそれらのカリキュラムで求められる広範な知識が私にはないことが理由です。そしてもしそのような資格が存在したとしても、それらのカリキュラムの理念に完全に合致した出題ばかりがされるのか?という疑問があるためです。現行の公務員図書館司書の採用試験でも学校図書館への配属がある自治体では教員採用試験向けでは?と思われるような出題が混じっていることがあります。ここではそのような自治体の採用試験の問題を基本にして作成していきたいと思っています。

 

・想定は学校図書館教育に力を入れている都道府県の大卒・短大卒レベル

 あくまで個人のイメージですが、図書館行政・学校図書館教育に力を入れている自治体ほど業者に委託せず自前で採用試験問題を作っていることが多いように思います。そのため自前採用試験問題に多い5択式以外の記述式の問題も想定して作っていきます。

 

・出題には他館種に関する問題も含まれる

 現行の図書館司書試験ではたとえ市町村立図書館配属の専門試験でも学校・大学・専門・国会、各種図書館に関する問題が出題されています。そのためここでも学校図書館以外の問題を出題します。

 

・ローカル問題は出題しない

 各種自治体がその自治体の図書館に関するオリジナル問題を出題することがあります。こればかりはさすがに作れません。取扱い対象外です。

 

・求めるは単純にリアリティ

 図書館情報学検定試験のように純粋に図書館情報学の知識を問うというのももちろんありだと思いますが、今回の取り組みは時折ヘンな問題も転がっている公務員試験の図書館司書試験を、学校図書館司書試験として想定し直してみたら面白いのではないか、という単純な動機から始まっています。そんな時折出題されるヘン(ヘンってなんだろう?)な問題も、いますぐ業務に結びつかないような遠回しだと思われるような専門知識を問う問題も、そのすべては「自ら何でも学ぼうとする意志」言わばライブラリアン・マインドから考えれば好ましいのではないでしょうか。詭弁を弄するのもいい加減にした方がいいですね(笑)単にリアリティを求める、それだけです。

 

いろいろ粗いポストプランですが、大いに騙されたつもりで読み進めていただけると幸いです。

 

 

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